前回の記事から2カ月以上も間をおいてしまい申し訳ありません。
太陽光の当たりかたを考える
さて、今回はモデルさんの生き生きした表情をいかにして捉えるか、一緒に考えてみましょう。
このブログを読んでくださっているあなたも経験があることをお話します。
屋外撮影で、モデルさん(被写体)の顔に太陽光が正面から当たった写真を見ると、モデルさんは皆一様に眩しそうな表情をしていますね。
せっかく綺麗なモデルさんを見つけても、これでは台無しです。
写真として見ても、顔に黒い影が写りこみ、きたない写真になってしまいます。
モデルさんもこんな写真をもらったらうれしくありません。怒ってしまいますよ!
では、どのように太陽光を利用したらいいのでしょうか?
プロでないとできないのでしょうか?
いえ、そんことはありません。
逆光、半逆光を利用する
モデルさんの顔の正面から太陽光が当たるからいけないのです。
こうすれば解決します。
モデルさんの(1)背後(逆光)、または(2)斜め横(半逆光)から太陽光がモデルさんの体(顔ではありません)に当たるように、モデルさんの立つ位置を変えてやるのです。
えっ?
でも、それではせっかくのモデルさんの顔が黒く写ってしまうのでは?
確かにそうした疑問が湧いてくるのは当然だと思います。
逆光の状態を想像してみてください。
モデルさんは太陽光が正面から当たっていないので、生き生きした表情をしています。これをゲットしない手はありませんよね。
モデルさんの顔に光を当ててあげればいいのです。
逆光、半逆光の使い方
モデルさんの顔に光を当てるには「補助光」を使うのです。
それには2つあります。
(1)レフ板や本などを使い、太陽光を直接的ではなく、間接的に当てる。
(2)ストロボ(フラッシュ)を使い、その光をモデルさんの顔に当てる。
(1)レフ板や本などを使い、太陽光を直接的ではなく、間接的に当てる。
レフ板というのは反射板のことで、モデルさんの背後から当たる太陽光をレフ板で反射させてモデルさんの顔に当ててやるのです。
レフ板の角度をいろいろ変えて、モデルさんが眩しくないように気を遣ってあげてくださいね。モデルさんはそうした細やかな配慮に感謝するはずです。
あるいは本など表面が白いものをモデルさんの手で持ってもらい、太陽光を反射させるのです。この方法を使うと光が下方から当たり、顔がいっそう綺麗に見えてきます。
そうです。その一瞬をカメラに収めるのです。
そこがあなたの腕の見せ所です。
(2)ストロボ(フラッシュ)を使い、その光をモデルさんの顔に当てる。
コンパクトデジカメでもストロボ内蔵が普通ですから、これを使います。
基本的に、(1)と考え方は同じです。
撮影時にストロボが常に照射されるように設定を変更しておきましょう。
注意する点があります。
それは、ストロボにはガイドナンバー(Gの後に数値で表示)というものがあって、その数値が大きければ大きいほど光の照射量が多いということになります。
一眼レフでも、もちろんストロボが内臓されていますが、別売のガイドナンバーのより大きなストロボを取り付けられます。
しかも、光量調節をコントロールできるようになっているものがあるので、多彩な写真を撮ることが可能になります。
ですが、コンパクトデジカメの場合、ガイドナンバーが小さい、つまり光量が少ないため、モデルさんの顔に光が当たらないためにせっかくのモデルさんがいい表情をしていても撮影後の写真(正確にはデジタルデータ)を見ると顔が暗くなっていることがあります。
もちろん、デジタルデータですから、専用ソフトで明度を上げたり、全体の彩度を調節することはできます。
でも、最初から自分で考えたイメージで写真を撮ることを心がけましょう。決して加工することが悪いといっているのではありません。
よく言われることですが、シャッターを押せば、写真は「写ります」。もう少し進むと、構図などを考えてとシャッターを切れば「撮れます」。プロはさらに「写真を作る(特殊効果などを使用し加工する)」のです。
今まで、モデルさんの生き生きした表情をどう撮るかということを話してきましたが、逆光や半逆光を使うとよい理由が、実はもう一つあるのです。
その理由は、逆光や半逆光を使うと、モデルさんの髪の表面が金色に輝きとても美しいからです。
表情が素晴らしく、髪も美しい、となればモデルさんが悦ぶのは言うまでもありません。
出来上がった写真を他の人が見たら、きっと綺麗だと感じることでしょう。綺麗なモデルさんがさらに美しく映えることでしょう。
次回、モデル撮影をする機会がありましたら、これらのことを思い出しながら撮影してみてください。
きっと、出来上がった写真を見て、モデルさんは悦ぶはずです。
昔、富士フイルムのコマーシャルで面白いものがありました。
<美しいひとはさらに美しく、そうでない方はそれなりに写ります>
また、「モデルさんがもらって悦ぶ写真の撮り方」を一緒に考えましょう!
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